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東大生が教える勉強法サイト Endeavor

Endeavorは、東大生の勉強法を、受験勉強の方法に悩む受験生に提供しているサイトです。

最難関国立大受験者に贈る、古文を得点源にするための4ステップ

東大生が教える勉強法サイト Endeavorへようこそ。今回は東大/京大を始めとする最難関国公立大志望者へ向けて、古文の勉強法とおすすめ参考書をレベル別に解説していきます。模試で古文の全国平均点を上回るレベルの方向けの記事ですが、やる気のある方や、試験本番まで時間がない場合の速習にも有効です。

ステップ1:傾向の理解

まずは、勉強法を考える際の前提条件となる難関国公立大の傾向について説明します。
例えば東大では、古文そのものの読みやすさは実はセンター試験よりも簡単です。しかし全ての問題が記述式であるため、センターのように解答を選択肢から絞り込めず、難易度が高めになっています。
他の国公立大も基本的にはこれに近い傾向です。東大や京大と言えども難しい古文を読める必要はそこまで大きくなく、普通レベルの文章を誤りなく読み取れる能力が求められているのです。
特に東大では16年度以降、ほぼ全科目において易化傾向が続いており、普通レベルの問題で高得点を取れる能力というのはますます必要になるでしょう。

ではそういった傾向に合致したおすすめ参考書を紹介していきます。

ステップ2:古文単語の暗記

まずは全ての基礎となる単語帳です。

重要古文単語315

1冊目は古文単語315を使いましょう。単語を覚える際にその単語と意味の対応だけを丸暗記してしまい、入試問題で柔軟な訳し分けが出来なくなってしまうのはよくある話なのですが、この単語帳は実際の使用例が一緒に載っているためにより効果的な学習が望めます。特に、現代語訳が重要な得点源となる難関国公立大ではこういった力が必要です。
加えて、「まだし」と「まだき」「またし」などの間違えやすい似かよった単語が一緒に掲載されているのも優れた点です。
一方、付属の赤下敷きで意味を隠しても、隠れる部分が少なく答えが目に入ってしまうという欠点があるので、気になる方は自分でまとめノートを作るなどの対策をすると良いでしょう。

読んで見て覚える重要古文単語315

読んで見て覚える重要古文単語315

 
古文単語FORMULA 600

古文の失点ポイントの1つは、知らない意味の推測を間違えることであるため、古文単語を覚えれば覚えるほど古文の得点は安定していきます。古文単語315が終わった後は東進の古文単語FORMULAで更なる単語力を身につけるのがオススメです。時間がない場合は飛ばしても良いですが、1つの分からない単語から雪崩のように得点を失うことは頻繁に起きますから、対策をしておくに越したことはありません。

古文単語FORMULA600【改訂版】 (東進ブックス 大学受験FORMULAシリーズ)

古文単語FORMULA600【改訂版】 (東進ブックス 大学受験FORMULAシリーズ)

 

ステップ3:記述式問題集

次は記述式の問題集です。
最難関国公立大の問題はほぼ全てが記述式の問題であり、センター試験とは全く違った対策が求められます。センター試験は選択肢からの推測が行えるため、直前の付け焼き刃でも比較的点が取りやすいですが、二次試験の問題は長期にわたるしっかりとした対策を行わないと、高得点を取るのはほぼ不可能でしょう。

得点奪取古文

一冊目は得点奪取古文を使いましょう。第一部の典型問題とその解法を覚えることで、記述問題をパターン化して解くことが出来るようになります。記述問題を解き始めてすぐの受験生は、なんとなく感覚で問題を解いてしまうことが多いので、ここでしっかりとした解答の方針を得ておくことが大切になります。特に独学の受験生は要注意です。
また、この問題集は珍しく記述問題の得点基準を掲載しており、自分の解答には何が足りなかったのかを簡単に確認することが出来ます。

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

 
古文上達 読解と演習

二冊目には古文上達 読解と演習がオススメです。第二部・第三部の問題は有名・良質な問題文が多く、詳しい背景知識の解説と相まって古文の独特な世界観を身につけることが出来るでしょう。古文には『源氏物語』『大鏡』『蜻蛉日記』など多くの頻出出典が存在するので、その大まかな内容と背景を知っておくことは、受験本番で大きなアドバンテージになります。通信教育が本業のZ会の参考書らしく、解説がかなり詳しいのも優れた点です。
問題の中には文学史の知識問題など、国公立大対策にはそぐわないものも含まれていますが、それらは飛ばしてしまえば問題ありません。

古文上達 読解と演習56

古文上達 読解と演習56

 

ステップ4:過去問演習

以上の2冊を終えたら過去問演習を行いましょう。過去問のメリットは大きく分けて2つあり、それは「自分の実力の把握」と「志望大学に特化した対策」です。
今までは全大学に共通するいわば土台を身につける参考書を紹介してきましたが、過去問では自分の志望大学に特化した対策を行うことが出来ます。
過去問の演習をする際には、自分の志望大学の頻出問題形式とその解き方に注意しつつ、また時間配分に気をつけながら解くようにしましょう(家で過去問を解く際には、本番より時間は短めに設定しておくのがオススメです)。

東大の古典25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

東大の古典25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

 
京大の国語25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

京大の国語25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

 

終わりに

以上が最難関国公立大の記述問題に的を絞った古文対策の4ステップです。古文は漢文と並んで高得点が安定する科目であり、出来ない人と出来る人の差が付きやすい科目でもあります。特に東大を志望するのであれば、古文は必ず勉強して得点を安定させておきましょう。

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早慶やMARCHの志望者の方は、国立とは傾向が大きく異なるので別のページで古文対策を紹介しています↓

 

古文がそもそも苦手であったり、そこまで勉強が進んでいないという場合は、先に古文の基礎を身につけるようにしましょう↓